不適切表示…信頼損ねた百貨店業界 年末商戦に影響懸念 (1/3ページ)

2013.11.6 06:45

不適切表示についての説明・謝罪文が掲出された日本橋高島屋内の「フォション」の店舗=5日午後、東京都中央区

不適切表示についての説明・謝罪文が掲出された日本橋高島屋内の「フォション」の店舗=5日午後、東京都中央区【拡大】

 高島屋は5日、百貨店5店舗とショッピングセンター1施設のレストラン、売り場でメニュー表示と異なった食材の使用が判明したと発表した。J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店も同日、愛知県や福岡県で昨年販売したおせち「フォション 洋風 二段」に入っていた「車海老のテリーヌ」の材料が、実際はブラックタイガーだったと発表。大手百貨店で相次いで発覚した不適切表示は、商品の品質の高さが売りだった業界の信頼を損ねた格好だ。

 高島屋によると、合計62品目で確認され、「車海老」と表示していたエビに「ブラックタイガー」を使用した例や、ステーキと表示している肉に「牛脂注入した加工肉」を使った例などがあった。不適切な表示が見つかったのは高島屋の日本橋店やタカシマヤフードメゾン新横浜店、新宿店など計5店舗と、柏高島屋ステーションモール。

 大丸松坂屋によると、問題のおせちは昨年、松坂屋名古屋店で11個、豊田店で1個、さらに博多大丸の福岡天神店でも7個販売した。同社は「多大なご迷惑をおかけして深くおわびする」としている。

「認識が甘かった」。高島屋の増山裕常務は記者会見で繰り返した

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