過去最高に迫るトヨタ 営業利益2.2兆円へ 通期見通し上方修正 (1/2ページ)

2013.11.7 06:00

 トヨタ自動車の2014年3月期連結決算が、円安によりリーマン・ショック前の水準を回復し、過去最高に迫る見通しとなった。

 トヨタは6日、14年3月期通期業績見通しを上方修正すると発表。営業利益が従来予想に比べ2600億円多い前期比66.6%増の2兆2000億円、最終利益は1900億円多い73.6%増の1兆6700億円となる見通しだ。

 売上高は1兆円多い13.3%増の25兆円となる見通し。営業利益が2兆円の大台を突破するのは6年ぶり。

 14年3月期通期のダイハツ工業、日野自動車を含めたグループ販売台数は、期初に計画した1010万台を据え置き、業界初の1000万台超えの目標を維持。景気減速で東南アジアの販売は予想に達しない見通しだが、北米や欧州などで補う。

 同日会見した小平信因副社長は、リーマン・ショック前と同水準まで業績が回復することに対し、「当時(07年9月期は)は為替が1ドル=119円だったが、今回は99円。5300億円の減益要因だが原価低減の努力で補った」と当時との違いを強調。

中間期で最終利益が1兆円を超えたのは初めてとなる

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。