フジテレビの亀山千広社長は29日の定例会見で、来年3月で放送終了する「笑っていいとも!」(月~金曜正午)の後継番組について、「バラエティーでいきたいとは思っている。ただ、まだ何一つ決まっていない。(現場は)頭をひねって『いいとも』の偉大さを痛感しているところだと思う」と述べた。
亀山社長は、番組終了理由について、「1月に放送8000回を迎えることを踏まえ、タモリさんサイドといろんな話をさせてもらい、その中で出た結論」と説明。「社長としては(フジの)視聴率が3位に低迷しているなか、タイムテーブルを変えていかなければならないという気持ちはあった。ただ、始めから終わらせる方向での話し合いではなかった」とも述べた。
一方、32年続いた番組の功績について、「フジのみならずテレビ文化の象徴。番組から育った出演者やディレクターが何人もいる。タモリさんの功績にはフジテレビ社員全員が感謝し、尊敬すべきだ」と振り返った。