そこで家電各社が期待するのは、昨年の発売以降、不振が続く任天堂の据え置き型ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」のセット販売による売り上げ増だ。
任天堂は10月末、本体に「NewスーパーマリオブラザーズU」「Wii Party U」の人気ソフト2本と専用リモコンなどをつけた「ファミリープレミアムセット」を3万2800円で発売。ゲーム機とソフトを別々に買うより1万6100円お得で、今月5日には健康管理ソフトの「Wii Fit U(ウィー・フィット・ユー)」をつけた3万4800円のセットの店頭販売も開始した。
上新電機の高天部長は「もはやハード(ゲーム機)単体では売れなくなるかもしれないが、今月は『二段式ロケット』に火がつくタイミング」と、来年以降の伸びに期待している。