来年4月から消費税率が8%に引き上げられるのに伴い、神戸電鉄と山陽電鉄は12日、国に対し、全線のほとんどの区間で乗車運賃を値上げする申請を行ったと発表した。国の認可を経て来年4月1日から値上げを実施する予定。
神鉄によると、認可されれば、初乗り運賃を据え置く以外は10~20円の値上げとなる。全区間で大人1カ月あたり、通勤定期券は190~710円、通学定期券は100~340円それぞれ引き上げる。同社の値上げは平成9年の消費税率の引き上げ以来となる。
山陽電鉄も、初乗りや一部区間を除き10~20円の値上げを予定。全区間で大人1カ月あたり、通勤定期券は130~680円、通学定期券は50~260円アップする。同社の値上げは阪神大震災の影響で平成8年に料金を改正して以来。