落ち目企業の採用に10万人が殺到
ただ、歴史問題が出題された理由については別の見方もある。
著書「悪韓論」がベストセラーとなり、新作「呆韓論」を出版したばかりの韓国事情に詳しい室谷克実氏は「あの試験には10万人が殺到したという。歴史問題は応募者全員に出題されたわけではないが、あまりにも応募が多いため、ふるいにかける意味もあったのでは」と指摘する。
その上で「現代自グループは中核の自動車が“落ち目”だし、製鉄も建設も苦しい。そこに10万人も押しかけたのは大卒者の就職難と、変わらぬ財閥人気の表れ」と話す。
将来性や収益水準ではなく、あくまでも財閥系企業を志向する韓国人。労組の暴走と、経営陣の迷走で業績不振の沼にはまり込んだ現代自、さらには韓国経済そのものが想像以上に厳しい状況に追い込まれているのは間違いない。