この二枚看板をチェロを弾く2人に見立て、黒い衣装のステファン・ハウザーがギャラクシーに、白い衣装のルカ・スーリッチがエクスペリアになり変わる。肩を並べるテクニックのチェロの2人が、流れる映像の中でスマホ2機種に変わるため「機能は互角」とのイメージが強く残り、まさにドコモのツートップというわけだ。
撮影は都内で行われた。呼吸がぴったり合う2人だけにスムーズにいったという。人気に火が付きCM曲はその後、「影武者」という曲名で発売。2CELLOSの知名度をぐっと上げたツートップCMだったが、ドコモの推奨2機種の方は、ソフトバンクやKDDI(au)が扱う米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」の対抗馬としては力及ばず、残念ながら顧客流出に歯止めがかからなかった。
9月にはドコモがアイフォーン発売に踏み切り、「ツートップ」と表現する宣伝手法は1回限りで終了。話題を集めたツートップCMも最初で最後となった。