【開発物語】桁違いに魅力的なクルマ ホンダ自慢の新型車「ヴェゼル」 (6/9ページ)

2014.1.6 12:00

  • 「車の顔」の正面の開発はこれまでの車より時間がかかった
  • 排気量1500cc直噴エンジンをベースに独自開発したハイブリッドシステム

 ヴェゼルでは、電動パーキングブレーキをはじめ、通常なら上位機種に搭載するような装備をぜいたくにそろえた。インテリア設計担当の岩波晃司さんは「(社内で)反対勢力があり、収益を確保できても賛同を得られないときもあった。でも、できたクルマは魅力的だった」と満足げに笑う。

 爽快な走りや低燃費もヴェゼルの特徴だ。「技術のホンダ」の面目を保つため、エンジニアたちも奔走した。エンジンなど動力装置を担当した森下尚久さんは「ハイブリッドシステムと車体をマッチングさせるため、開発チームだけでなくハイブリッドグループ全体の協力を昼夜問わずもらった」と語る。

 また、車体テストを担当した秋山英和さんは「SUVだけれど乗った感じは乗用車にしたかった。クーペのような(スポーティーな)乗り味を出すため、サスペンション周りから見直した」と説明した。

 「難しいテーマだったが、世の中にない新しいクルマが出せた。誇らしい気分だ」

 パッケージデザイン担当の日尾僚兵さんの言葉が開発チームの心境を代弁している。

ユーザーはSUVに目新しさを感じているようだ

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