【挑む】マインドパレット・神尾隆昌最高経営責任者 (2/2ページ)

　－－日本の「かわいい文化」の輸出に貢献している

　「日本のモデルやタレントが情報発信に活用し、海外ユーザーの人気を集めている。一般ユーザーレベルでも日本人の注目度は高い。日本人にはかわいらしさを巧みに取り入れる才能があり、カリスマ性のあるユーザーを掘り起こす取り組みにも力を入れている。日本文化を発信する空間にしていきたい」

　－－アパレル企業や女性ファッション誌と連携し、販促の場としても活用されている

　「メーン画面を約２０のコーナーに分け、うち３～５枠を使って企業が公式アカウントを開けるようにしている。ユーザーへの課金に加えて、これらのコーナーを広告枠として販売することで収益を得ている。若い女性が集まるだけでなく、写真を介して交流するので国境や言葉の壁も超えられる。企業はこのような場を使って情報を発信すれば、ブランド力を高めたり、商品を広めたりできる。逆にニーズを的確に吸い上げることもできる。女性下着メーカーのピーチ・ジョンが公式アカウントを開き、カタログに掲載した写真などを発信しているが、２００万人以上のファンがついている。今後は物販も始めたい」（井田通人）

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【プロフィル】神尾隆昌

　かみお・たかあき　国際基督教大教養学部卒。２００１年横河キューアンドエー入社。ワークスアプリケーションズなどを経て、１０年１１月マインドパレット設立。３６歳。台湾・台北市出身。

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【会社概要】マインドパレット

　▽本社＝東京都港区新橋１－８－３　住友新橋ビル９階

　▽設立＝２０１０年１１月

　▽資本金＝１億４７５７万５０００円

　▽従業員＝１５人

　▽事業内容＝スマートフォン向けアプリの開発など