ソニーは15日、ビデオカメラ「ハンディカム」から、フルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度を示す「4K」に対応したビデオカメラの新製品を3月14日に発売すると発表した。セミプロ向けの現行機に比べ、体積は約4分の1、重さは約3分の1に抑える。想定価格も現行機の半分程度の約22万円とし、一般家庭への浸透を図る。
新製品「FDR-AX100」は民生用の画像処理エンジンに4KのICチップを組み込むことなどにより、小型・軽量化を実現した。暗がりでも高画質に撮影できるセンサーも取り入れた。
「旅行の思い出を美しい映像に残しておきたい」と考える消費者などに売り込む。フルHDで撮影したり、4Kで撮影した映像を切り出して、フルHDのテレビで鑑賞することもできる。
4Kの試験放送が今年始まるのを前に、同社はテレビだけでなく、ビデオカメラやプロジェクターなど、4Kに対応した機器を増やしている。