福島県は26日、東京都江東区のイトーヨーカドー木場店で、県産米の安全性をPRするイベントを開催した。会場には佐藤雄平知事も駆けつけ「生産、流通、消費の各段階で検査をしており、世界中で一番安心安全の農産物と自負している」と安全性を強調した。
佐藤知事によると福島第1原発でトラブルが発生する度、近隣の温泉宿で予約がキャンセルになるなど、県内の風評被害はいまだ根強いという。このため3月11日で東日本大震災から丸3年を迎えるのを前に、一大消費地の首都圏で直接消費者に安全性をアピールすることによって、消費拡大につなげる考えだ。
イベントでは佐藤知事やJAグループ福島の庄條徳一会長が、全袋検査を行っているコメの検査態勢などを説明。タレントの安めぐみさんとともに2013年の県産米「天のつぶ」で作ったおにぎりを試食し、来店客に天のつぶや県産のリンゴを配布した。