この“ミニスカ論争”は海外にも飛び火。中国では、「美しい」「札幌に行くときに使おう」などという賛成意見と、「すべては客集めのため」「こんな高いヒールで、仕事ができるのか」といった反対意見が噴出しているようだ。どちらにせよ、スカイマークが注目を集める結果になっているのは間違いない。
国内外で議論が白熱するにつれて、マーケットでのスカイマークへの注目も高まっていったとみられる。昨年12月中旬は350円前後だったスカイマークの株価はじりじりと上昇し、今年1月10日には一時465円にまで達した。その後は落ち着いているが、ミニスカ登場時には再び上昇する可能性もある。
生き残りへ“崖っぷち”のスカイマーク
ミニスカの話題が先行している格好だが、肝心のA330はどうなのか。
従来よりも座席間隔を約20センチほど広げ、フットレストも付けて快適性を向上させた「グリーンシート」を全席に採用。くつろぎを求めるビジネス客らがターゲットで、スカイマークの西久保社長は「この快適性で、従来と同程度の低価格に押さえた航空会社はほかにない」と強調する。