ワオンの“派生サービス”にも取り組んだ。07年11月には携帯電話を使った「モバイルWAONワオン」を開始したほか、対象年齢を55歳以上に限定した「G.G WAON」を投入。他の電子マネーの年代別構成比では「30代からの層が最も多い」(イオン)という定説を覆し、ワオンでは50代以上が48.9%と最も多くなった。
買い物以外でもポイント
さらに、ワオンの持つインフラを地方で展開する動きも始まっている。09年6月には、香川県の地域ICカード「めぐりん」とワオンを一体化した「めぐりんWAON」を発売。「めぐりん」は商店街での買い物だけでなく、地元プロスポーツチームの観戦、ボランティア活動などでもポイントがたまる。今回、イオンとの提携を契機に、高松市郊外にあるイオン店舗と同市内の商店街をシャトルバスで結ぶなど、買い物客の利便性向上につながっている。