牛丼チェーン大手の吉野家は11日、消費税率引き上げに伴う4月1日からの新価格を発表した。主力商品である「牛丼並盛」は税込ベースで20円値上げし300円とする。
一方、人気上昇中の「牛すき鍋膳・並盛」は590円とし、値上げ幅を10円に抑えるなど、戦略的な価格設定も行った。
牛丼は大盛(現行440円)と特盛(現行540円)も20円引き上げる。一方、鍋以外でも「牛カルビ丼並盛」(現行480円)や「ロース豚丼並盛」(同)は10円の値上げにとどめる。牛丼でも肉が多めの新メニュー「アタマの大盛り」(現行380円)は10円上げに抑える。
消費税の増税転嫁とともに、原料費の高騰や円安にともなう各種コスト上昇分も含めた。