コカ・コーラの広告を施した屋台。同社はインドでの生産増強を図る=ニューデリー(ブルームバーグ)【拡大】
インドで清涼飲料世界最大手の米コカ・コーラが販売拡大に向けた動きを加速している。同社は120億ルピー(約206億4000万円)を投じ、アジア最大規模の製造工場を南部アンドラプラデシュ州に設置する。
2020年までに50億ドル(約5142億5000万円)をインド市場に投じる計画をすでに明らかにしており、ライバルの米ペプシコとの熾烈(しれつ)なシェア争いが続くなか、事業拡大を強力に進めている。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
コカ・コーラのインド現地法人コカ・コーラ・インディアによると、南部での需要増加にともない、アンドラプラデシュ州ネロールに敷地面積約61万平方メートルの製造工場を設置する。ペプシコも同州に工場を建設する方針を明らかにしており、それに対抗した動きとみられている。