【フロントランナー 地域金融】千葉銀など千葉県内の11金融機関(3) (1/2ページ)

2014.4.2 05:00

ジャパンホートビジネス・寒郡茂樹社長

ジャパンホートビジネス・寒郡茂樹社長【拡大】

 ■伝統美の継承へ海外に販路拡大

 ジャパンホートビジネスの寒郡茂樹社長は米農務省関連機関でコンサルタントを15年間務め、近年は千葉県の農林水産部と連携し県内の植木生産者の輸出をコンサルティングしてきた。まさに植木・盆栽輸出ビジネスのスペシャリストだ。

 植木・盆栽の日本での需要はここ数十年間、下降線をたどっている。住宅の洋風化による日本庭園の減少や盆栽愛好家の減少、庭木など手入れの煩雑さへの敬遠、公共事業の減少による街路樹などの販売低下といった要因が複合的に重なり、生産者には厳しい状況が続いている。

 寒郡氏は「生産者の匠(たくみ)の技を次世代に継承し、日本を代表する伝統美を廃れさせたくない」という強い思いから、海外への販路拡大に尽力してきた。しかし、欧州連合(EU)加盟国などのバイヤーの理不尽な要求に憤りにも似た感情が込み上げることがしばしばあったという。

 「あきれるほど低い買い付け価格を提示してくるのです。植木・盆栽は生産者の腕にかかる部分が非常に大きい事業。立派な木を育てるには何十年という歳月を要するので、生産者を大事にしながら将来の展望を描く必要がある。日本で売れないからといって買いたたくようなまねを許していては生産者の苦労が報われず、生産意欲は減退し、後継者も途絶えてしまう」

 生産者自らが植木・盆栽を輸出するにはさまざまな困難が伴うが、中でも検疫という大きな壁を乗り越えないといけない。

 例えばEU加盟国では、病害虫が自国の農業に悪影響を与える可能性を懸念し、植木・盆栽の輸入検査を厳格化している。具体的には植木・盆栽を通して日本の病害虫が侵入しないように、地上高50センチ以上で2年間栽培し、その間に年6回の公的検査を受ける必要などがある。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!