--他社にはない強みは
「仮想デスクトップには、日本を代表する大手ITソリューション会社が、サービスを提供している。しかし、ユーザーは質に満足していないようだ。当社は規模こそ小さいが従業員のほとんどが技術者であり、仮想デスクトップ専業なので質には自信を持っている。これまでに三菱東京UFJ銀行、町田市役所、東京農工大学などに納品してきた」
--今後の展開は
「仮想デスクトップの導入が遅れている中小企業向けに、昨年11月からパッケージソリューションを売り出している。1ユーザー当たり6万9800円(税別)で、主に弁護士事務所、会計事務所など、セキュリティーへの意識が高い業種から引き合いが来ている。2013年1月期の売上高は35億円だったが17年1月期には50億円に成長させた上で、株式の上場を予定している」(佐竹一秀)
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【プロフィル】佐藤直浩
さとう・なおひろ 中央大理工卒。1981年日本テキサスインスツルメンツ入社。日本アイ・ビー・エムを経て、2006年アセンテックの前身エム・ピー・テクノロジーズ社長に就任。55歳。東京都出身。
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【会社概要】アセンテック
▽本社=東京都豊島区南池袋2-35-4 ユニティ池袋ビル5階
▽設立=2009年2月
▽資本金=6500万円
▽従業員数=56人
▽売上高=35億8500万円(2013年1月期)
▽事業内容=仮想デクストップインフラを中心とした企業向けITソリューションの販売構築