住友生命保険は17日、2016年度末までに生保の企業価値を示す指標のエンベディッドバリュー(EV)を13年度末見込み比3割増の4兆200億円に拡大すると発表した。14~16年度の新中期経営計画で、保有する債券や株式などの資産と保有契約から見込まれる将来の利益を合算したEVを経営の重点指標に据え、成長路線を固める。
16年度末までに保有契約年換算保険料を2・8%増の2兆2584億円、そのうち介護と医療保険を合わせた第三分野の保険料を7・2%増の5550億円のそれぞれ引き上げる。保有契約の底上げに向け、営業職員や代理店など販売網の強化や保険商品の拡充などを推進する。