フェラーリ・ジャパンは17日、都内で新型スポーツカー「カリフォルニアT」をアジア初公開した。新開発の排気量3855ccのV型8気筒直噴ターボエンジンは、時速100キロまで3.6秒で到達する高い加速力を実現。自動車レースの最高峰、F1レースの技術を活用した。
格納式のハードトップ(金属製の屋根)で、最高速度は時速318キロ。価格は2450万円から。年後半から納車が始まる。
従来モデルは4297ccの自然吸気エンジンを搭載していたが、新型は排気量を小型化したターボエンジンを採用。燃費効率を約15%高めながら加速力は向上した。また、特殊な製造技術を用いて「力強く、胸のすくような典型的なフェラーリらしいエンジン音」を実現したという。
外装のデザインでは、フロントの大型グリルや新設計のボンネットなど力強さとスポーティーさ、優雅さを巧みに表現した。