賃上げ、20代で年収450万円提言 日建連 建設技能労働者の減少に対応

2014.4.19 05:00

山口県岩国市内の建設現場。建設技能労働者の不足が深刻化している(ブルームバーグ)

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 日本建設業連合会は18日、建設現場で働く型枠工や鉄筋工など建設技能労働者が不足している問題への対応策として、建設技能労働者の賃金を早期に全産業の平均水準にまで引き上げるよう求める提言をまとめた。具体的な目標値として、20代で年収約450万円、40代で約600万円を盛り込んだ。

 連合会によると、建設技能労働者(男性)の平均年収は2012年で約392万円と、全産業平均(同)の約530万円に比べ3割近く低い。賃金水準を上げて若手の就職を促し、早期に平均に近づけるよう求めている。

 技能労働者の人数は13年で338万人と、ピーク時の1997年(455万人)から25%以上も減少した。現在65歳前後の「団塊の世代」が引退して若手が就職しなければ、今後10年で約60万~70万人の技能労働者が減るという。

 減少は政府方針で公共事業が削減されて業界全体が縮小したことに加え、平均賃金が低下したことが主因だ。しかし、最近は東日本大震災からの復興など公共事業の増加に加え、20年の東京五輪に向けた関連施設の準備も控え、慢性的な人手不足が続いている。

 連合会は、技能労働者の賃金引き上げの働きかけと並行して、女性の技能労働者数を18年度までに現在の2倍の18万人規模とする目標も定め、近く国土交通省や関連団体と行動計画を策定する。

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