ソフトバンクモバイルは18日、21日からの予定だった条件付き定額通話とデータ通信をセットにした料金プラン「スマ放題」の提供を延期すると発表した。NTTドコモが10日に発表した完全定額通話や家族でデータ通信容量を分け合える料金プランに対抗、家族向け割安料金プランなどを検討する見通し。
ソフトバンクは1月、通話時間や回数に制限を設けた定額通話と、一定のデータ量まで使えるデータ通信をセットにした料金プランを発表した。
しかし、通話料金が制限を超えた場合は30秒30円と現行の通常料金より5割高いうえ、超過したデータ通信量は自動的に追加料金が加算される仕組みになっており、ツイッターなどで不満が相次いだ。このため今月5日、超過通話分の時間や回数を緩和し超過通話料金を30秒20円に値下げした改定プランを発表した。
ところが、ドコモが10日、通話回数や時間に制限のない完全定額通話や、家族で一定のデータ通信量を融通し合える料金プランなどの料金体系を発表。ソフトバンクは再び自社の料金プランを見直すことにした。