国内でも若者を中心に観光向けなどで定着しつつあるLCCだが、大量欠航の続発でイメージが悪化する可能性もある。
早稲田大学大学院の戸崎肇教授は「LCCは大手に比べパイロットの待遇で見劣りし、獲得はそれだけ難しくなる」とした上で確保策として「自社養成などを視野に入れる必要があるほか、当面の対応ではパイロットへの待遇改善をある程度は優先せざるをえない状況だ」と語る。
国内LCC3社の運航体制
路線数 1日当たりの便数 在籍パイロット数(人) 欠航する便数
バニラ・エア 国内線2 24 機長26 6月に154
国際線2 副操縦士32
ピーチ・アビエーション 国内線10 約70 機長52 5月19日から
国際線6 副操縦士56 10月25日まで最大2072
ジェットスター・ジャパン 国内線14 最大76 機長67 -
副操縦士76