□百十四銀行坂出支店 得意先一課課長・塚田晃夫氏
■企業ニーズなど見極め担当先配分
百十四銀行坂出支店のある香百川県坂出市は瀬戸内海に面し、ちょうど瀬戸大橋の四国側の入り口にある。エリア内にある番の州臨海工業団地には川崎重工業やYKK、三菱化学などの工場があり、関連企業や下請け企業に加え、地場の建築・土木関係の企業も数多い。金融機関が競合する融資激戦区だ。
融資業務の効率化を図るため、百十四銀行は一部の支店にエリア制を敷いている。坂出支店も近隣の坂出東部支店、駒止支店との3店で坂出エリアを形成。エリア母店が坂出支店であり、エリア内の法人融資業務は全て坂出支店が担当している。
既存の融資取引先は約400社。エリア全体の融資シェアの30%を占める。その取引先をサポートするのが得意先一課であり、なかでも法人融資は塚田晃夫課長と7人の行員が中心となって担当している。
塚田氏は、得意先一課を束ねるプレーイングマネジャー。自身の担当先を持ちながら新規開拓や部下との帯同訪問、目標管理など多様な業務をこなしている。プレーヤーとして取引先を訪れ、会話の中から資金ニーズを発掘することが得意な塚田氏だが、課長昇格後は今後の同行を支えていく若手の育成に重点を置いて活動している。