また、ウクライナ情勢の緊迫化で、原油の国際指標である北海ブレント原油の価格は4月7~11日の週に1バレル当たり平均107ドル台だったのが、先週は同110ドル台まで上昇。原油高を背景とした卸価格の上昇分がガソリンの店頭価格に上乗せされる傾向が続き、2008年9月以来の高値となっている。
同センターは「原油価格の上昇と円安の影響で、来週は横ばいか小幅な値上がりになるのではないか」とみている。
しかし、国内のガソリン需要は低燃費車の普及や若者のクルマ離れなどが原因で、前年比2%減のペースで減少。価格上昇による買い控えへの懸念から店頭価格へのコスト転嫁を抑える動きも着実に進んでいる。