銀行各行の夏のボーナスキャンペーンが始まった。定期預金の金利優遇が恒例だが、今年は「少額投資非課税制度(NISA)元年」ということもあり、投資信託の購入を促すキャンペーンが目立つ。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」効果で消費者の懐が例年以上に温まっていることもあり、あの手この手で投資喚起に力を入れている。
銀行のボーナス商戦では、期間中に定期預金を申し込めば預金金利を通常より上乗せするなどの方法が主流だったが、今年は投信に着目した新手のキャンペーンが相次いでいる。
三菱東京UFJ銀行は、投信と外貨預金を対象とした資産運用キャンペーンを始めた。インターネットで新規に口座を開設して1万円以上取引するか、投信と外貨預金を合計で20万円取引すれば、抽選で50人ごとに1人1万円をプレゼントする。
りそな銀行は、新たに銀行に預けた資金を使って店頭で対象の投信を購入すると100万円ごとに1万円、新たな資金ではなくても投信を新たに購入して累計額が100万円以上になれば3000円をキャッシュバックするキャンペーンを開始した。