ダイハツ工業が発売した軽自動車の新型スポーツカー「コペン」【拡大】
自動車メーカーが自社ブランドのファンづくりに本腰を入れている。納車後は整備・点検ぐらいしか関わらなかった従来のビジネスモデルを転換し、ファンイベントを主催したり生産者と交流する機会を設けたりするなどユーザーと接触する機会を増やす。メーカー側から積極的に距離を縮め、若者のクルマ離れや消費税増税後の需要低迷で国内市場が縮小する傾向に歯止めをかけたい考えだ。
ダイハツ工業は着せ替えができる軽自動車のオープンスポーツカー「COPEN(コペン)」の発売に合わせ、約70カ所の認定店で選任スタッフが着せ替えの仕方などをアドバイスするほか、星空ドライブといったイベントを主催する。
7月以降は大阪府の池田工場に設けた生産ラインをユーザーが見学できるようになる予定。三井正則社長は「コペンを材料にして、車好きが集まれる環境をつくりたい」と説明する。