サッポロ、最終赤字転落ほぼ確実 「ゴクゼロ」見直し…116億円追加納税 (1/3ページ)

2014.6.21 05:00

「発泡酒」に区分変更するサッポロビールの第3のビール「極ZERO」

「発泡酒」に区分変更するサッポロビールの第3のビール「極ZERO」【拡大】

 サッポロホールディングス(HD)は20日、子会社のサッポロビールが第3のビールとして販売していた「極ZERO(ゴクゼロ)」を発泡酒として再発売することに伴う追加納税をめぐり、2014年4~6月期に特別損失として116億円を計上すると発表した。業績への影響は精査中としているが、14年12月期に見込んでいた連結最終利益50億円は吹き飛び、赤字に転落するのはほぼ確実となった。

 第3のビールの酒税率は350ミリリットル当たり28円だが、サッポロビールは発泡性酒類の基本税率(同77円)として修正申告。既に販売した数量について77円との差額分の税金と延滞税の計116億円を追加納税する必要が生じる見込みという。

 同社は国税当局から製法などの照会を受け、酒税率の適用区分の検証を続けているが、第3のビールに当たるかどうかの事実確認に至っていない。ただ、延滞税などの追加負担を避けるため区分の見直しと追加納税を自主的に決めた。今後、第3のビールであると明確になった場合は、税金の還付を求める更正申請も検討する構えだ。

通風の原因になるとされるプリン体と糖質の両方をゼロにした極ZERO

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