■Mozilla Japan、ファイアフォックスOS搭載
Mozilla Japanは、スマートフォン(高機能携帯電話)向けの第3のOS(基本ソフト)として注目されている「Firefox(ファイアフォックス)OS」を搭載した開発者向けスマートフォン「Flame」を、7月中に1万8500円(税抜き、送料込み)で発売する。ハードウェアはすでに海外で販売されているものと同じ。日本国内で利用できるよう、無線関連などの各種の認証を受けて販売される。販売はびぎねっとが担当し、ヤフーショッピング上で販売する。
◆各社端末に対応
Mozilla Japanは17日、記者向けに説明会を開催し、「Flame」の概要やファイアフォックスOSの取り組みについて解説を行った。
開発者向けのリファレンス端末と位置付けられる「Flame」だが、いわゆるハイエンドモデルではない。海外メーカーを中心に、今夏以降に各社から提供されるボリュームゾーンの端末をターゲットにしたスペックになっている。「Flame」でメモリー(RAM)認識量を256メガバイト~1ギガバイトの間で変更できる機能も、今夏以降に各社のラインナップがさらに拡充されることで、端末の搭載メモリー量にもバリエーションが広がることを意識したものだ。
日本でも提供が開始されることになる「Flame」は、出荷時にファイアフォックスOS1.3が搭載される予定。ファイアフォックスOSは3カ月間単位でバージョンアップされていく予定になっており、ファイアフォックスOS1.4、ファイアフォックスOS2.0、ファイアフォックスOS2.1とリリースされていく。いずれもOTA(無線)で配信されるほか、ナイトリービルド(毎日更新)や、ナイトリービルドを元にした安定版(俗にドッグフードと呼ばれる)も「ファイアフォックスビルド」として1カ月単位で提供される。