UDK、マンション修繕期間を2割短縮 工場の生産性向上手法を応用 (1/4ページ)

2014.7.3 05:00

3分割された大規模修繕工事の現場。右から「シートに覆われ工事中」「工事が終了し足場だけが残る」「工事終了した」ことが外観で分かる=6月、埼玉県上尾市

3分割された大規模修繕工事の現場。右から「シートに覆われ工事中」「工事が終了し足場だけが残る」「工事終了した」ことが外観で分かる=6月、埼玉県上尾市【拡大】

 マンションの大規模修繕期間を従来に比べて2割以上短縮できる工法を、埼玉県を基盤とする総合建設業ユーディケー(UDK、さいたま市)が編み出した。工場の生産性を高める手法を応用した。工期短縮はコストダウンだけでなく、東日本大震災後の建設作業員不足の解消にも役立つ。UDKは工期短縮を武器に営業活動に乗り出す。

 工事の順番を変更

 この工法を初めて採用したのが、JR高崎線上尾駅(埼玉県上尾市)から徒歩7分のマンション「フィーリア上尾」(総戸数316戸)。工事現場は修繕のためのシートが張られた場所、修繕を終えたばかりで足場だけが残っている場所、何もない場所に3分割されていた。

 マンションを適切な状態に維持するために大規模修繕は必要だが、住人にとってベランダの外に足場がかかっている状態はいつ作業員が出入りするか分からず心理的負担が大きい。住人には小学生も多く、安全面からも早期に足場を外してほしいとの声があがった。

これをマンションの大規模修繕の工期短縮に生かせると判断した

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