【フロントランナー 地域金融】北洋銀行(1) (1/2ページ)

2014.7.8 05:00

郷雄司室長

郷雄司室長【拡大】

 □北洋銀行「ぶどうワイナリープロジェクト」

 ■付加価値率の低さが課題

 北洋銀行は食や観光、ものづくりなど北海道の成長分野や地域産業を支援するため、2009年6月に「地域産業支援部」を設置。特に食の分野では6次産業化が叫ばれる以前から、1次産業の農業と2次産業の食品加工業をマッチングし、さらに外食・流通の3次産業につなげる相談会を開催。北海道の基幹産業である農業や食品産業で、川上から川下までの一貫した支援にいち早く注力してきた。

 より専門的な助言が求められるようになり、現在は部内を(1)フードビジネス推進室(2)観光振興室(3)ものづくり・新事業推進室(4)青函産業振興室-の4つに分けて支援活動を行っている。

 地域事業者の6次産業化支援に注力するフードビジネス推進室では、出資・動産担保融資(ABL)など生産者向けの多様な資金供給を全国に先駆けて実施。食品加工業者向けには、百貨店のバイヤーや料理研究家などのアドバイスで商品力を強化する「食のプロダクト・デザイン」事業を展開してきた。

 北海道は農業、漁業の生産額がともに全国トップで「日本の食糧基地」といわれている。ただ、フードビジネス推進室の郷雄司室長は、大きな課題に直面していると話す。

 「原材料が商品となり、消費者に渡るまでに加えられる価値を示す付加価値率では、北海道は全国の農林水産業や食品産業の中で最低レベル。このままでは北海道の産業は右肩下がりになる。高齢化や後継者難で離農率も増加傾向にあり、産業構造をマイナスに向かわせている」

 原材料を高付加価値の製品や商品に加工し、販売力の高い流通網に乗せる-。そのためには川上から川下までのバリューチェーン(価値の連鎖)をつなぐ6次産業化がポイントとなる。

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