テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の実物大モデルを、実際に動かそうというプロジェクトがスタートした。版権管理会社の創通(東京都中央区)と制作会社のサンライズ(同杉並区)が設立した一般社団法人「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」がガンダム放送40周年となる2019年夏の稼働を目指して、9日に計画の概要を発表した。
同プロジェクトでは、実際に、高さ18メートルのガンダムを物理的に動かすほか、バーチャルリアリティー(仮想現実)技術なども活用して、動きをエンターテインメントで表現することなども想定する。
技術的な監修を早稲田大副学長の橋本周司理工学術院教授が担当。7月下旬から物理的、仮想現実などの技術的な提案を広く募る予定だ。来年2月をめどに技術提案を締め切り、その後、2次提案などを経て、2016年秋に基本プランを決定し、制作作業に入る。
現在、実物大モデルは東京・お台場地区に設置されているが、実際に動かす場合の場所までは未定。