【神奈川発 元気印】日本理化学工業 チョーク生産首位、障害者が下支え (3/5ページ)

2014.7.24 05:00

一本一本丁寧にチョークを製造する障害者ら=川崎市高津区

一本一本丁寧にチョークを製造する障害者ら=川崎市高津区【拡大】

  • 大山泰弘会長
  • ホルダー入りのタイプと、お風呂で使えるタイプ(右)のキットパス

 また、ミキサーのスイッチの近くには砂時計を置いた。時計の文字盤を読めなくても、砂時計を使えば一定の時間を計ることができる。不良品を選別するオリジナルの検査道具も開発した。障害者の働きやすい環境を作るため、さまざまな工夫が凝らされている。

 「人間は、働いて社会で役に立つことで幸せを感じる。障害者の幸せをかなえられるような会社で頑張ろうと考えてきた」とほほ笑み、大山会長はこう意気込んだ。「理化学は、チョークを作ることで皆が働く“皆働社会”を実現したい」(小林佳恵)

                   ◇

【会社概要】日本理化学工業

 ▽本社=川崎市高津区久地2-15-10 ((電)044・811・4121)

 ▽創業=1937年2月

 ▽資本金=2000万円

 ▽従業員=81人

 ▽売上高=6億3000万円

 ▽事業内容=文具・事務用品の製造販売、プラスチック部品成形加工、ハンガーリサイクル

                 □ ■ □

 ≪インタビュー≫

 □大山泰弘会長

 ■理解力、能力に応じて段取り

 --生産ラインの随所に障害者を働きやすくする工夫がある

 「障害者雇用を始めて3~4年後、禅のお坊さんに『施設で生活していた方がずっと楽では。障害者はなぜ毎日会社に来るのでしょうか』と尋ねたことがあった。そうしたら言われたのが、『人間の究極の幸せは4つです。1つは愛されること、2つ目は褒められること、3つ目は人の役に立つこと、4つ目は人に必要とされることなんですよ。企業が人間を幸せにするんです』。それまでは仕事を覚えさせることに一生懸命だったけれど、その人の理解力、能力に応じて仕事ができる段取りを考えようと思った」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。