【くらしナビ】
スマートフォンの画面を見たり、操作しながら移動する「歩きスマホ」が社会問題化している。駅のホームや階段から転落する事故が全国で相次いでおり、携帯各社も対応に苦慮している状態だ。この季節、花火大会など人が集まるイベントが多く、混雑する会場ではさらなるアクシデントが発生する可能性も高い。危険な行為の防止へ業界全体で対策に取り組んでいる。(桜井陽介)
ロゴ入りうちわ
携帯各社ともスマホの夏モデルを続々と発売。さっそく購入して、新しいアイテムの機能のチェックや、データの入れ替えなどを行っている人も多いはずだ。しかし、操作に夢中になりすぎるあまり、かねて問題視されてきた「歩きスマホ」による衝突や転落事故が多発。この時期、人が多く集まるイベントが各地で真っ盛りなだけに、その危険性は自然と高まる。
携帯電話各社などで構成する電気通信事業者協会(TCA)は、以前から自動車、自転車の運転中や、電車、映画館など公共の場所での携帯電話、PHS使用時のルール・マナーを呼びかけていたが、今回はより一層の啓発を図るために「やめましょう、歩きスマホ。」のロゴ入りのうちわを作製。この夏、全国5都市6会場の花火大会が行われる最寄り駅周辺で来場者に配布することにした。