【企業スポーツと経営】三井住友海上火災保険(上)女子陸上競技部 (1/3ページ)

2014.7.28 05:00

毎年夏に行っているランニング教室で、市民ランナーに指導する渡辺重治監督(右)=2013年7月、東京都町田市

毎年夏に行っているランニング教室で、市民ランナーに指導する渡辺重治監督(右)=2013年7月、東京都町田市【拡大】

  • 「大阪国際女子マラソン」で、笑顔を見せる渋井陽子選手=2013年1月、大阪・長居陸上競技場(いずれもアフロスポーツ提供)
  • 競技生活最後のレース「名古屋ウィメンズマラソン2012」を走る土佐礼子選手=12年3月(アフロスポーツ提供)

 ■「多くの人と感動共有」理念と一致

 三井住友海上火災保険が誇る企業スポーツは、世界大会でメダリストを輩出する女子柔道部とマラソンや駅伝の強豪チームである女子陸上部だ。グローバルに保険金融サービスを展開する三井住友海上にとって企業スポーツとは何か。柄澤康喜社長は「スポーツは、挑戦とあきらめない精神、それにフェアであることで多くの人と感動を共有することができる。これは私たちの会社の理念と合致し、企業活動にとっても大きな意味を持っている」と語る。

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 ◆社員・代理店で後援会

 三井住友海上には、女子柔道、陸上部の選手たちを応援する「ガッテンダーズ」と呼ばれるスポーツ後援会組織がある。会員は4700人。社員が4000人、全国の代理店から700人。会員の会費で自主運営され、会報も発行。国内だけでなく、オリンピックなど海外の大会にも応援団を送る。

 応援のあとには、選手たちと社員、代理店の人たちが互いに交流を深める。勝利のときは一緒に盛り上がるし、負けても、次を期して挑戦する選手たちを励ます。ここからスポーツを通してこそのコミュニケーションと融和が生まれる。

 三井住友海上は2001年に三井海上と住友海上が統合して誕生した。女子陸上部は三井海上時代の1991年の創部、女子柔道部は住友海上時代の89年の創部で、統合によって両スポーツ部を擁することになった。

 応援団もこのとき合体して新たなスタートを切った。

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