日本アジアグループ傘下の国際ランド&ディベロップメント(国際L&D、東京都千代田区)は、沖縄県うるま市で県有地を活用したオフィスビル事業に着手した。
国際L&Dが沖縄県から賃借する施設用地(9566平方メートル)に、オフィスビルを建設する。15年にわたり県に一括して賃貸するプロジェクトで、建設後、一定期間にわたり民間が運営したのち公共団体に譲渡するBOT方式を導入した。事業終了後は県に無償譲渡する。
地上3階建てで延べ床面積は約3000平方メートル。2015年3月の完成を目指す。省エネ・創エネ対策を備えた環境配慮型「グリーンビル」として開発し、屋上には太陽光パネルを敷いた。
建物の壁面の開口部には緑と花によるスクリーンを設置し、事務室への直射日光の照射を軽減させた。また、発光ダイオード(LED)照明や人感・昼光センサーを導入することによって消費電力の抑制を図ったほか、雨水を地下貯水槽へ貯留して散水や設備の洗浄に利用するなど、設計の随所に環境対策を織り込んでいる。