電機大手7社、業績回復度合いで明暗 ソニー、再建は厳しいまま (2/3ページ)

2014.8.1 06:48

電機大手の平成26年4~6月期連結決算

電機大手の平成26年4~6月期連結決算【拡大】

 中国など新興国での販売が苦戦、ラインアップを増やしたことも裏目に出た。吉田CFOは「見通しが甘かった。規模を追うのではなく、収益を重視する」として、モデル数の削減など戦略の見直しを進める。

 テレビなどの消費者向け製品は市場の変動が激しく、生き残りも厳しい。特にスマホは中国メーカーが低価格機などでシェアを伸ばしており、世界最大手の韓国サムスン電子でさえ、4~6月期は営業減益だった。

 ■さらなる成長に向け次の一手模索

 ソニーの平井一夫社長は赤字が続く電機部門の黒字化を掲げ、スマホやゲームに力を入れてきた。スマホが急減速したことで、公約の実現に“黄信号”がともりつつある。

 唯一、4~6月期に最終赤字になったNECもスマホから撤退し、従来型の携帯電話に集中したが、出荷台数が減ったことが響いた。

 一方、三菱電機は通期の売上高と営業利益を上方修正した。中国でスマホ関連の設備投資が活発化し、工場自動化用の機械などが伸びたためだ。

 いち早く不採算事業を整理し、企業向け製品やインフラ部門を強化したメーカーは業績回復の足取りが確実になってきている。

日立は中国でのエレベーター販売や情報・通信システムが好調

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