ソニーは4日、独自開発した再生プラスチック「ソープラス」を10月上旬からグループ外の家電メーカーなどにも販売すると発表した。再生材使用率は最大99%で、耐熱性も高く、価格は一般的なポリカーボネイト樹脂と同程度という。自社のデジタルカメラの部品などに採用してきたが、外販することでビジネスにつなげると同時に、資源の再利用を後押しする狙いだ。
ソニーが2011年に実用化したソープラスは、廃棄されたDVDやテレビに使用される光学シートなどから再生したポリカーボネイト樹脂に、独自の硫黄系難燃剤を加えて製造する。リサイクルを繰り返しても性能を維持でき、環境負荷の低減に効果が大きいという。