■相乗効果で認知度アップへ
「ゆめぴりか」に続け-。ホクレン農業協同組合連合会は今秋、北海道の高級ブランド米「ゆめぴりか」と主力米「ななつぼし」のテレビCMでPRを強化する。さらなる知名度のアップが狙いで、ゆめぴりかで高まった北海道米のおいしさを全国的にアピールする。
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「北海道米といえば安いコメというイメージを脱却したい」。こういう思いをもってホクレンが開発したゆめぴりかが全国に本格デビューしたのが2011年秋のこと。その後の積極的な広告・宣伝活動もあり、東京・愛知・大阪の3大都市圏での知名度は11年5月の14.0%から今年5月には82.7%にまで向上した(ホクレン調べ)。
昨年はコメ余りの影響などで全品種で販売量が落ち込み、ゆめぴりかも前年同期比0.2%減の約2万5000トンとなったものの、道内販売に限っては同0.5%増の約1万トンと、北海道産米で唯一、プラスとなった。