JR東海名誉会長・葛西敬之氏に聞く 「民営化で成功したといえるのは国鉄改革だけ」 (3/4ページ)

2014.8.4 07:21

 「1981年に仙台鉄道管理局から本社に戻った。国鉄の経営は完全に破綻していて、もうどうにもならないと思った。その年に臨時行政調査会(第二臨調)が発足し、行政改革への熱気が国中で盛り上がってきた。私は第二臨調の担当となり、抜本的な解決策を講じるよう働きかけを始めた。第二臨調に最大限協力し、国鉄が発言権を持ちうる間に分割民営化に誘導しようと考えた。でも当時の国鉄本社では数人が支持してくれただけで、あとはみんな反対と、全くの孤立状態だった」

 「たまたま、第二臨調のキーマンだった瀬島龍三さん(元伊藤忠商事会長)とは親族との縁があり、直接会う機会を得て、重要な局面でご指導とご支援をいただいた。第二臨調には慶大教授の加藤寛さんが参画し、事務局には総務庁(現・総務省)の官僚だった田中一昭さんがいた。そして自民党の交通部会長は仙台時代に知遇を得ていた三塚博さん(後に運輸相、蔵相など)だった。あの時期にこうした方々がうまくそろい、第二臨調が国鉄を分割民営化に持っていくと決めてくれたのは、天の配剤だと思った。第二臨調の後に発足した国鉄再建監理委員会でも同じことがいえる。当時もまだ国鉄では分割民営化に反対という空気が強かったが、委員長は住友電気工業の社長、会長を歴任した亀井正夫さんが務め、実質的な事務局長で後に運輸事務次官になった林淳司さんなどがいた。徹底した内容とされた答申案は閣議決定され、政府の最終的方針になった」

民営化で成功したといえるのは国鉄改革だけだろう

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