【ステップアップ】サイエスト 海外進出企業支援 (2/2ページ)

2014.8.5 05:00

サイエストの塚崎義直社長は「海外赴任経験のある退職者は日本の埋もれた資産」と強調する

サイエストの塚崎義直社長は「海外赴任経験のある退職者は日本の埋もれた資産」と強調する【拡大】

 海外進出とひと口に言っても、独自の情報収集力や人脈が求められるほか、現地の法規制への対応など、さまざまな知識やノウハウが必要だ。しかも、国が変わるだけで対応の仕方はかなり違ってくる。

 中堅・中小企業には、語学に堪能な社員すらいない場合が多い。ましてや海外進出の実務となると、そのノウハウは皆無に近い。

 しかし、少子化や景気低迷で国内市場が飽和する一方、価格競争力のある新興国の企業と競合する場面が増加。中堅・中小企業の間でも、自国にとどまっていては勝ち残れないという危機感が高まっている。進出ラッシュが今後も続くと予想されるなか、塚崎社長は「15年4月期中に顧客企業数を100社まで増やしたい」と意気込む。(井田通人)

                   ◇

【会社概要】サイエスト

 ▽本社=東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル7階

 ▽設立=2013年5月

 ▽資本金=600万円

 ▽従業員=10人

 ▽事業内容=海外進出支援

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