とはいっても、全国で2000店舗あるすき家で、現時点でワンオペがある店舗は、半数に近い約940店舗もある。近隣の店舗から応援を出したり、アルバイトの勤務店舗を変更したり、外国人留学生の採用を拡充させたりといった手法をとる予定だが、「それでも(940店の半分の)460~470店は深夜営業を休止することになる」(小川会長兼社長)という。また、「ワーストシナリオでは940店舗」(同)での深夜営業休止も想定している。
この大量の店舗での深夜営業休止は、すき家のビジネスモデルともいえる「24時間営業」を修正するものとなる。これまですき家が急成長してきた背景には、24時間営業を、採算よく行ってきたことがあるが、「そのモデルの変更も仕方ない」(小川会長兼社長)覚悟だ。
人手不足問題が解消したとしても、今後は立地や状況に応じては、「フレキシブルに運用する」(小川会長兼社長)とし、ショッピングセンターやモール入店以外の店舗でも、深夜営業を実施しない店舗も出てくる。