アイデア育むヤフーの社員食堂 「収益力」高める職場、交流活性化への着想 (1/6ページ)

2014.8.9 06:32

 企業の間で、コミュニケーションの活性化につながるような空間・社風づくりを促す動きが注目されている。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の台頭によって、効率的な事業活動が求められがちではあるが、社員の緊密な連携に基づいた組織力は日本の“お家芸”。社内だけでなく取引先なども巻き込みながら、その原点を改めて見つめ直すことによって、開発・サービス体制の強化を実現。収益力の向上につなげる考えだ。(伊藤俊祐)

 ≪ヤフー≫

 ■アイデア育む社員食堂

 ヤフーが本社を構える東京・六本木のミッドタウン。そこから徒歩で数分の秘密の場所に、「BASE6(ベース・シックス)」という同社の社員食堂がある。オフィス以外の拠点には「ベース」という名称を付けており、復興支援活動に取り組む「ヤフー石巻復興ベース」(宮城県)に次いで2カ所目。BASE6には「わくわくした気分でものづくりに取り組めるような秘密基地にしたい」といったヤフーの宮坂学社長の思いが込められている。

 席数は約100。ランチと午後のミーティングは、社員だけが利用可能となっている。ランチ料金は会社の業績によって変わる業績連動型。具体的には、前四半期の全社利益目標を達成した場合、次の四半期のランチが無料になる仕組みで、現在は無料だ。

社外との“社交場”を設置…社員が同伴すれば社外の人でも活用可能

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