携帯電話大手3社の2014年4~6月期連結決算が8日、出そろった。ソフトバンクの売上高は、昨年7月に買収した米スプリントの分が上乗せされ、前年同期の約2.3倍の1兆9922億円に伸びた。1兆円強にとどまったNTTドコモやKDDIに大差をつけた。
一方、ソフトバンクの最終利益は前年同期比68.3%減の775億円だった。前年同期は新興ゲーム会社ガンホー・オンライン・エンターテイメントの子会社化に伴う一時益があったことに加え、今期は米国上場を控えた中国の電子商取引大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)が発行した転換優先株の調整損を計上したため、大幅な減益となった。
他社に先駆けて、6月から音声通話を定額とする新料金プランを導入したNTTドコモは減収減益。