音楽ビジネスにストリーミングの波 CD中心の日本…定額聴き放題は広まるか (2/5ページ)

2014.8.14 06:44

音楽ソフトの生産額と有料配信額

音楽ソフトの生産額と有料配信額【拡大】

 米国でのサービスは数千万曲が聴き放題となり、月9.99ドル(約1020円)の有料と、無料で音声広告付きの2本立て。世界で約2400万人の会員を抱える。同社は既に日本法人を立ち上げているが、ストリーミング型を代表する「黒船」の日本上陸は、実際には「難航している」との見方がもっぱらだ。

 背景には、CDやDVDなどのパッケージ商品が主流となっている日本独特の市場構造がある。若年層向けにはアイドルと触れ合える「握手券」などの特典を付け、CDを売るビジネスモデルが定着。一方、中高年層には歌詞カードなどがつかない音楽配信よりも「ジャケット付きの音源を持っていたい」というファンも多い。今月2日にはローソンHMVエンタテイメントが東京・渋谷にレコード・CDの中古専門店を開くほど「実物」への需要は根強い。

 それだけに、配信よりもCDアルバムの販売を優先したいと考える日本のアーティストは少なくない。

「遅かれ早かれストリーミングが日本も席巻する」(業界関係者)との見方で一致

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