話題のブランドはバロックジャパンリミテッドが展開する「エンフォルド」だ。厳選した素材と着心地の良さ、シンプルで上品なデザインが支持され、平成24年春のデビューから年々人気が上昇。今秋冬には早くも海外進出を果たす。
「ルシェルブルー」「ナイン」なども人気が高い。海外高級ブランドと組み合わせても遜色のないデザインと品質を備え、リーズナブル。「別の階で海外ブランドを購入されるお客さまの買い回りが多い」(武藤氏)という。
価格以外の価値
同百貨店に今年2月オープンした「アストラット」も大人向け新ブランド。手がけるのは大手セレクトショップ、ユナイテッドアローズだ。
コンセプトは、選択眼を持ち、精神的に成熟した大人が着られる「モード服」。モードとは「流行」の意味で、デザイナーブランドに代表される最先端のファッションを指す。
モード服を得意とするクリエイティブディレクター、東谷太氏との協業で今春スタート。名古屋、東京・南青山にも出店している。ユナイテットアローズ8店舗でも販売し、売り上げは目標の250%をはじき出している。