石橋をたたきすぎる? TOTO「自前主義」を堅持…ブランド育成に時間 (1/4ページ)

2014.8.28 04:34

TOTOの海外売上高

TOTOの海外売上高【拡大】

 衛生陶器の国内最大手、TOTOがインド西部で新工場を7月に稼働させるなど海外事業の拡大に向けて本格的に動き出した。

 INAXブランドで展開するライバルのLIXILグループがM&A(企業の合併・買収)で海外事業を加速させているのに対し、TOTOは「自前主義」で時間をかけてブランドの浸透を図る姿勢を堅持しながら、2013年度に18%だった海外売上高比率を17年度には24%に引き上げる方針だ。ただ、経済成長が進む新興国などの需要を取り込むにはスピーディーさが求められるだけに、戦略転換を迫られる可能性もありそうだ。

 石橋たたく海外展開

 「インドの発展があってこそTOTOの成長もある。地元のみなさんに支持されるブランドになりたい」

 20日に開かれた新工場の記念式典で、喜多村円社長は州政府や販売代理店の関係者らを前にインドでの事業拡大に力を注ぐ考えを強調した。

中高価格帯(2万円前後)の便器が今後売れると判断

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。