三陽商会は1日、同社が展開する婦人服「ポール・スチュアート」ブランドから、抗ウイルス機能を持つジャケットやスカートなど4品を百貨店や直営店などで発売したと発表した。家庭で水洗いなどしても、機能が落ちることはほぼないという。
今回の新商品は、クラボウの抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」を使用。この加工技術によって、繊維上にある抗ウイルス機能性分にウイルスが接触すると、そのウイルスを感染できない状態にするという。
従来は乳児用の肌着や、医師の白衣、病院のシーツなどに活用されてきたが、三陽商会によると婦人服への使用は初めてという。
近年、消費者がウイルスの流行などに敏感になっていることを受け、今回の新商品を開発した。秋冬物だが、閑散期に早めに商品を製作することで、テーラードジャケット(4万9680円)、スカート(2万8080円)など、4品ともに従来の商品と変わらない値段に押さえたという。