僕が取得している中小企業診断士(以下、診断士)は、5年に1回いわゆる免許の更新があり、その更新要件に理論政策更新研修という指定講座の受講があります。僕も先日、この指定講座を受講しましたが、そこで改めて思うのが男性の数。中小企業診断協会が2011年に調査した結果では、約97%が男性で女性診断士は3%未満。最近は女性診断士も徐々に増えてきていますが、それでも5%前後というのが実感です。この話を聞くと、診断士は男性社会で女性の活躍の場は少ない、と思うかもしれませんが、実際はそうでありません。実は女性診断士が少ないがゆえに、活躍の場は多いのです。
現在、国の政策の後押しもあり、女性起業家が増えてきています。この女性起業家は、美容サロンやアクセサリー販売など、同じ女性を顧客ターゲットした業種で起業を目指すことが多いです。これを支援するのが診断士の仕事ですが、この美容サロンやアクセサリー販売のような業種の場合、男性診断士はそのサービスや商品を使ったことがないため、おのずと支援に限界が出てきます。このような業種では、やはり女性診断士の視点が重宝されます。