シティ個人事業売却 新生銀前向き、3メガは様子見 条件や金額で難航予想 (1/3ページ)

2014.9.13 06:48

 シティバンク銀行が12日に実施した個人部門売却の1次入札に、3メガ銀行や新生銀行など6行程度が応札したことが分かった。新生銀など数行が買収に前向きな姿勢を示す一方、3メガ銀は売却の条件や資産内容を精査する狙いで応札した色合いが濃い。シティは年内にも売却先を決めたい考えだが、シティ側が示す条件面で交渉が難航する可能性もあり、売却が成立するかは不透明だ。

 三井住友信託銀行やりそな銀行も応札した。1次入札で数行に絞り込み、2次入札以降で売却先を決める見通しだ。

 シティ銀は個人部門だけでなく、傘下のカード事業もセットで売却する打診をしているもよう。

 交渉は、強みである世界中のATM(現金自動預払機)から日本の口座に接続できるネットワークを維持できるか未確定な要素があるほか、従業員の扱いなどの買収条件や、買収金額をめぐり難航が予想されている。

シティとシステム面などで親和性が高い新生銀

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