日本得意の“ものづくり”に影 深刻な人手不足…揺らぐ「安全文化」 (1/3ページ)

2014.9.15 12:00

【ビジネスアイコラム】

 景気回復の動きが広がるのに伴い、労災事故が急増している。今年上期(1~6月)の労災死亡事故は前年同期に比べて2割も増え、厚生労働省が産業界に対して安全対策の徹底を緊急要請した。建設業や運送業などで人手不足が深刻化し、経験を十分に積んでいない従業員の事故が目立つという。

 景気が好転すると企業活動が活発化し、どうしても労災事故は起きやすくなる。だが、最近の動きで気になるのは、現場で技術の伝承が円滑に進まず、日本の産業界が培ってきた「安全文化」が揺らいでいる懸念がある点だ。日本が得意としてきた「ものづくり」にも影を落としている。

 上期の労災死亡者(速報ベース)は、437人と前年同期に比べて71人増えた。内訳をみると建設業が159人と最も多く、前年同期より約3割増えたほか、陸上貨物運送事業で55人と6割も増加した。製造業も82人と12%増えた。

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